スペイン・サラマンカ県の農家の牧場風景

スペイン・サラマンカ県の田舎の個人の牧場を訪ねました。友人のお祖父さんの所有地だったそうで、今は従兄弟の方が隠居の家として週何日かをここで過ごしているそうです。300ヘクタール級の牧場として使っていたところですから、全く贅沢な避暑地です。此処…

Ciudad de Rodrigoの写真

U様 W様 いかがお過ごしでしょうか? 先日、久しぶりに近況報告として、こちらの写真をお送りしようと思い、送ったつもりが、どうやら空のメールとなっていたのではないかということが分かりました。もし、そうした空のメールが行っていたとしたら、お許し下…

日中関係の緊張

18日の日記になるはずのものですが、つい、ずぼらで文章書き直さなければと思いつつ、今日の日記となりました。新聞ならば、もうお蔵ということになるのでしょうね。日本についての政治記事、国際関係記事は、余り海外で取り扱われる機会はないのですが、こ…

サラマンカの黒豚。

salamancaの田舎の農家が飼っている黒豚の写真をお見せしましょう。前日の記事でこちらの農業と食生活は、放牧している豚を中心に成り立っていることを書きました。これはまだ春の豚で、ご覧のようにやせ細っています。秋、放牧された荒野の樫の木のドングリ…

スペインの近郊農村を散歩して、

先日、50代ちょっと前かな?という年齢層のサラマンカのある友人夫婦が、「水の月曜日」にオルナソを食べに行こうと、彼らの田舎に誘ってくれました。(「水の月曜日」に田舎に出てオルナソを食べる習慣については、本ホームパージの「オルナソ4」を参照下…

スペインの桜のお花見

先週の土曜日、私達は桜のお花見に行って来ました。 桜の向こうに見える人と比較して下さい。巨木ぶりが分かるでしょう。 (写真は、谷底を走る道路から撮ったものです。雲がかかって生憎でしたが、頂上まで桜の段々畑が続いています。) スペインの人も桜の…

人権てなんだろう?

(この記事は、一度ここに公開したのですが、不満で抹消してしまいました。論文みたいな口調ですが、論文としては極めて要件を満たさないものでしかなかったから、消してしまったのでした。しかし、こうした日記は、私がどんな風に生きているのか、自分自身…

宗教と人権ースペインから (4月12日一部改訂)

ポーランド出身の法王パウロⅡ世がなくなった。法王の数々の業績が今改めて語られている。また、エル・パイス紙はヴァチカンの後継者問題に関連した伏線だろうが、ヴァチカンに於ける重要なスペイン人を3人挙げているが、このうち2人はスペイン・カトリック…

リスボンの市内電車

Lisboaへの旅行 リスボンは、ご承知のように坂の都市です。かなり急な坂を上り下りしなければなりません。そのため、市内電車が昔ながらの狭い石畳の路地を縫うように、到るところに走って、観光客を運んでくれます。何故か懐かしい都市風景です。

リスボンへの観光旅行

セマナ・サンタの連休に、ポルトガルのリスボンへ4日の旅に行ってきました。サラマンカをバスで朝時半に出発して、リスボンに午後2時頃に付きました。宿は、Romaホテルという3つ星ですが、スペインでは4つ星で充分いける清潔で充分のスペースでした。位…

カトリック、セマナ・サンタの合唱コンサート

21日夜8時.30分から、Concierto Semana Santa 2005として、Coro Francisco Salinasの演奏会がありました。Director指揮者はVictoriano Garcia Piloさんでこの合唱団の創立者であり、指揮者です。曲目はすべて聖週間のために相応しい宗教曲で、スペインの大作…

スペインのセマナ・サンタ。その行列

さて、今週からSalamancaもSemana Santaの行進が始まりました。これはスペイン・カトリックの信者達の最大の祭りの一つです。その写真を皆様にお見せいたしましょう。今日は、聖週間Semana Santaの行進の第一日目で、子ども達の行進でした。ローマのバチカン…

スペインの陶芸家ホセ・アントニオ・サルミエント展

陶芸作家 Jose Antonio Sarmiento 展というのを、今サラマンカSalamancaの日西センターで開催しております。 私はこのホセ・サルミエントさんを当地に来てから偶々知ることになり、スペインでは大変珍しい「登り窯・穴窯」を日本で習得し、レオンでこの窯を…

スペイン・サラマンカの合唱団フランシスコ・サリナス

サラマンカの合唱団Fransico Salinas 暫く、体調不良と言うこともあって、日記を公開する事が出来ませんでした。しかし、季節も漸く昨週辺りから急に暖かくなって、今年は異常に寒かったという冬も終わり、テレビの天気予報のご婦人も「春になりました」と宣…

ヨーロッパ憲法の理念とヨーロッパ統一経済政策の必要性

スペイン・カトリック教会は、今度のヨーロッパ憲法批准の国民投票について、「賛成」「反対」「棄権」のどちらをも推賞しない、ということを態度表明したようです。スペイン教会は、ヨーロッパを統合するという目的、そしてそれによって大陸の平和を固める…

日本の言語情報専門家へのお願い

日本のパソコンでは、ヨーロッパ語のアクセント記号が文字化けして読めないようです。何かいい方法があったらおしえていただきたいのですが、どうにもならないようでしたら、今のところ、アクセント記号無しの誤った綴りで書く以外無いかな?と思っています…

alba de Tormesにいきました。

サラマンカのプロビンスにある比較的大きなアルバ・デ・トルメスという村に行って来ました。(写真1。村の入り口にある修道院、写真2。村を囲むトルメス川)全くローカルな話題で申し訳ありません。サンタ・テレサのミイラになった心臓と腕が、ここの修道…

スペイン伝統料理 オルナソ その4

Hornazos その4 (私の味見所見とちょっとした民族誌) 私は、このオルナソが大好きです。一番サラマンカの伝統料理の中で何度も食べているものの一つでしょう。サラマンカで美味しいものといったら先ず何といっても生ハム、チョリッソ、ロモ等という豚の伝…

女の祭り  Las Aguedas

2月5日土曜日のSalamanca地元新聞「El Adelanto」に、2月4日金曜日に行われた「las Aguedas」の祭りの記事が載っています。Las Aguedasとはどのような意味なのか、いろいろ人に聞いてみたり、辞書でひいてみても意味はまだ分かりません。つまり、常識的…

2月の日記についてのお断り

2月の日記についてのお断り この2月は、故あって、少しスペイン語会話の勉強に戻ろうかと思っています。聴き取りが出来なくて嫌気がさし、こちらが話すときも、若者と違っておそろしくたどたどしく話すことになり、相手に申し訳なさすぎて、諦めてしまいま…

ヨーロッパ憲法批准の時期を迎えて その2

(つづき) 現在、バスク州首相がサパテロ・スペイン首相に主張しているように、仮にバスクが自治州民投票で、スペインとの連邦制を一方的に宣言しても、他方でスペインが合意しなければ、それはアソシエイトの関係とさえ言えない、という理解です。「バスク…

ヨーロッパ憲法批准の国民投票を迎えて その1

今スペインでは、ヨーロッパ憲法の批准の時期が迫っていて、憲法についての解説や議論、キャンペーンなどが毎日の新聞、テレビで行われています。勿論、国内政治問題にもこれが反映していて、まさにスペイン的なヨーロッパ憲法問題のあり方とも言えるかと思…

スペイン伝統料理 オルナソHornazo (エンパナーダ)その3

(聖週間Semana Santaなどに焼くエンパナーダ) ¡特別詳細写真集付き解説! その3(つづき)指で縁飾りを付けるようにして端を閉じ、好みによって、表面の皮にいろいろな模様を飾り付け、もう1度暫くそのままにしておきます。そして、フォークを突き刺すよ…

スペイン伝統料理 オルナソ Hornazo(エンパナーダ) その2

(聖週間Semana Santaなどに焼くエンパナーダ ¡特別詳細写真集付き解説! その2(続き)これに小麦粉を少しずつ、振りかけるようにして加えては手でこね回し、最後には、ボールや手に付かなくなるまで加えていって、パン生地を作っていきます。麺棒を使って…

スペイン伝統料理オルナソ(エンパナーダ)その1

(聖週間Semana Santaなどに焼くエンパナーダ) 、¡特別詳細写真集付き解説! その1材料 小麦粉1キロリトル コップ一杯ギリギリのオリーブ油に、オレンジの皮1個分を入れて油で揚げてから除き、そこに大さじ山盛り一パイのラードを混ぜ合わせたもの。 アニ…

スペイン伝統料理 干鱈入りご飯

干鱈入りご飯 ARROZ CON BACALAO材料 塩抜きした干鱈 米 玉葱 緑のピーマン ニンニク 塩 ローレル1枚 水 オリーブ油 ピミエントン(赤ピーマンの粉) すり切り大匙じ1杯作り方 シチュウー用鍋(土鍋が望ましい。)にオリーブ油をドボッと1回分入れ、細か…

スペイン伝統料理 アーモンドのスープ

アーモンドのスープ SOPA DE ALMENDRAS 材料 牛乳½ リットル シナモンの枝 シナモンの粉 アーモンドのパスタ 1 飾りに使う挽いたアーモンドの粉 レモンの皮 生地を寝かせて作った上質の白パン 作り方 牛乳にシナモンの枝とレモンの皮を入れて煮立てる。 深…

スペイン伝統料理: マンテカドス MANTECADOS (ラードを使ったクリスマス用のパン菓子) 材料 ラード¼ キロ 小麦粉:練って固まるまで可能な限りの量 塩ひとつまみ オーブンで焼いた後、それを包むための白い粉のような砂糖 白葡萄酒小コップ一杯、 または…

日本的集団主義について

私は今海外に住んでいて、日本の文献を読めません。ホームページからの情報は大変ありがたいものとなっています。 野村一夫氏のホームページから、勉強になるインタビュー記事を読ませてもらいました。野村氏のこのホームページは、情報整理の方法などについ…

賀春 2005年元旦 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 ともかく、「無事に」世界の中でも、一つの最も「豊かな」消費社会として 2004年の幕を閉じ、2005年を迎えることが出来ました。 2004年は天災の多い年でした。私の個人的な視点からすると、歳末の地球上の大天災は、 改め…