タンゴ 「首の差」

 個人的には悲しいニュースがありました。これで、4年間は平和な「世界社会」への道のりが遠のくだろう、とおもうからです。今度は本当にアメリカの国民の皆さんには失望しました。それで「首の差」というわけではありませんが----。「本当に何度幻滅したことか---」

 さて、スペイン民謡「ラ クララ」について書いたとき、タンゴ「首の差」について触れました。その後、「首の差」を検索してみると、いろいろな方がこれについて触れているのにビックリしました。そうした方の1人、小松さんというプロらしい方のサイトに歌詞と、ガルデルの歌う歌を聴くことが出来るページを見つけました。訳がなかったので、ちょっとスペイン語の勉強として訳してみましたが、これで良かったでしょうか、余り自信はありませんが、一応書いておきます。残念ながら、メロディーにわ合っていません。かなり日本語にしにくいところが多く、その行の意味を別な行に移さないように無理しています。


 「ポール ウナ カベサ」  カルロス ガルデル 曲
               アルフレッド レ ペラ 詞
por una cabeza 首の差のスリルのために
de un noble potrillo気高い若馬が、
que justo en la raya 今戦って
afloja al llegar,ゴールして勢いをゆるめ、
y que al regresar厩舎に帰ろうとしているとき、
parece decir: それが言っているようだ
No olvidé, hermano,忘れちゃ行けない、きょうだいよ、
vos sabés, no hay que jugar.わかったかい、もう遊ぶんじゃないぞ
Por una cabeza,首の差のスリルのために 
metejón de un día一日ばかりの、(metejón?意味不明)
de aquella coqueta恋いを弄び
y burlona mujer嘲笑う火遊びの女のために、
que al jurar sonriendoほほえみながら、
el amor que está mintiendo,嘘ばっかりの愛を誓う、
quema en una hogueraその女のために身を焦がす、
todo mi querer.愛の限りを尽くして。

Por una cabeza 首の差のスリルのために、,
todas las locurasこんな狂気の沙汰。
Su boca que besaくちづけする彼女の口が,
borra la tristeza悲しみを消し去り,
calma la amargura苦しさも鎮めてくれる。
Por una cabeza 首の差のスリルのために,
si ella me olvida 彼女が忘れさせてくれるなら
qué importa perderme 身を持ち崩すのが何だというのだ
mil veces la vida 何度も人生を忘れさせてくれるなら,
para qué vivir 生きるために.

Cuántos desengaños 何度幻滅しただろうか,
por una cabeza. 首の差のスリルのために
Yo jugué mil veces, 俺は何回も賭けてきた
no vuelvo a insistir. だがもう二度と頑張る気はないさ
Pero si un mirar だけど通り過ぎるときの、
me hiere al pasar, 流し目が俺を苦しめる
sus labios de fuego 彼女の炎の唇を
otra vez quiero besar もう一度くちづけしたい.
Basta de carreras もう経歴なんかどうでもいい,
se acabó la timba. 賭けはもう終わった
¡Un final reñido 熾烈な最終レースは。
ya no vuelvo a ver! もう絶対見に来るものか! 
Pero si algún pingo だけど何処かのいたずら馬が
llega a ser fija el domingo 日曜日、本命になったなら,
yo me juego entero 俺はスッカラカンに賭けてしまう
¡Qué le voy a hacer.俺は一体なんて事ををしようとしているのか?.!