Spainの伝統料理講座に参加します。

スペイン・サラマンカの伝統料理gastronomiaの市民講座に参加してみました。1週間1回で4ヶ月の予定です。費用は全部で12ユーロ(1750円ぐらい。)サラマンカ市の伝統文化センターが市民のために開いている市民講座というようなものですが、婦人ばかり25人と、私ともう1人奥さんと参加していると思われる男性の2人の合計27人でした。授業中も実に賑やかで、日本の市民講座では経験できない光景ですが、講師も市民の生徒も大きな声で自由に発言します。これは学校の光景でも同じだそうです。私は実に静かです。スペイン語が話せないからです。第一日目は、ポストレ、つまりデザートとして、ボイョ・マイモンと、もう一つ挽肉と野菜の炒め物料理(料理の本を見ると、野菜料理は少なくて、エンサラダつまりサラダと一括りで語られるようです。)を作りました。ここでは簡単にボイョ・マイモン(マイモンという場所のボイョ)の作り方だけを披露しておきます。
Ingredientes : 12切れの材料 
卵12個 篩にかけた菓子屋の澱粉500g(almidon de maizコーンスターチで充分良い。)、砂糖500g・

1 完全に混ざるまで卵の黄身と砂糖をホイップする。
2 完全に撹拌されると増量したかのように感じられる。コーンスターチを加え、その後にこれも充分に泡立てた白身を加える。
3 全部を細心の注意を払って合わせる。  
4 鋳型に油を塗った紙で裏打ちして、そこに混ぜたものを流し込む。そして出来上がるまで(20分ぐらい?オーブンからの匂いで判断)加減した温度のオーブンで料理。(一切水、牛乳など入れない)。
   鋳型は何でも良い。アルマイトの丸い深鍋を使っても良い。
 さて、できあがりは何だと思いますか?  そうです。何と日本では、カステラと申すものでした。最後に試食させてくれるので、少なくともどんなものを作ったのかだけは分かります。実はスペイン語会話の実地訓練のつもりで参加しました。料理用語を少しずつ勉強してどこまで話しが分かるようになるでしょうか? 頑張るつもりです。
追記 その後、例の城の絵のポルトガル語という日本のカステラの由縁を講師に話しましたら、彼女は良く知っていました。しかし、カステラとボヨは違うと教えてくれました。日本のカステラには蜂蜜が使われるのだと言うことでした。従って、色も味もずっと濃くなっているということでした。記して訂正しておきます。